十二指腸潰瘍治療&ピロリ菌退治記:その1の2〜鼻から内視鏡!?(2)

その1の1では、症状が出て通院するまでを書かせてもらった。その1で懲りた人は、ここから先へは進まない方がいいかも…?

T医院へ行く!

怒濤のような雷雨が過ぎ、小降りになった雨の中を医院に向かって歩いた。その医院の名を、仮にT医院としよう。T医院は、この1年ほど前にできたメディカルモールの1医院で、ほかに(貴重な)産婦人科や歯科、皮膚科などが同居している。T医院の診療科目は、消化器科の他に内科、循環器科とある。何だか、私には縁が近そうだ。そのうち、最後の診療科目にもお世話になるのではないか、と思ったりする。

新しいだけあって、ものすごくきれいな医院である。明るい待合所は長いソファ、カウンター式の椅子、子供用の遊具スペースなどもあり、リラックスして待機できる。受付の医療事務の女性も明るくて丁寧で好感度が高い。大型の液晶テレビも備え付けられており、暇もそれなりにつぶせる。雑誌類などは少なく、基本的に自分で暇つぶしグッズを持ち込むのがよいようだ。幸い、平日の昼間のためか、患者数は少なくすぐに診てもらえそうな感じであった。

ちなみにこの医院の院長であるT先生は、この医院で初めて開業したという、イケメン医師である。イケメンで、しかも医師なのである。イケメンでなく、医師でもない私とはそもそもレベル感が違うのである。しかも聞けば、お兄さんもご両親も医者というではないか。何ということか、一家揃ってレベルが違うのである。よし、私も息子を医者に、などと思ってはいけない。医師になるには、やはりそれなりの志というか使命感が必要だ、と思う。

痛くないのに…

最初に問診票を記入し、しばらく待つとすぐに案内された。挨拶をして、症状を説明すると、案の定痛みのことを聞かれた。そう、ここまで書いてこなかったが、痛みがないのだ。ふつう、潰瘍などがあればキリキリした痛みがあって、自覚症状でわかるようなものだが、それがないのだ。あとから思い起こせば、筋肉が疲労したかのような、胃がもたれたかのような鈍い不快感がみぞおち付近にあったのだが、これが自覚症状といえば自覚症状だったのかも知れない。

問診中では、オーソドックスに食べ物を聞かれる。前の日に、便が黒くなるようなものを食べていないかとか、しまいには赤ワインとか飲んでませんか?まで聞かれる。ワインはほとんど飲まないので、丁重にその旨を伝えるとT先生は少し残念そうな顔をしたが(もしかしてワイン党?)、その後にまぶたをベーしてみたり、ベロをべーしてみたり、腹部の触診などを行い(それでも痛みがないのが不思議だそうだ)、ひととおりのことをしたあとで、やはり内視鏡を飲んでおいた方がいいでしょう、という話になった。

私も、これを機会に食道、胃、十二指腸をきれいに診てもらおうと思ったので、快諾した。しかも早いほうがいいだろうということで、翌日の朝一番に予約した。すごい、もう翌日には検査なのだ。いつぞやの手術のときとは大違いだ。でも、予約を記録する台帳が妙に白いのが気になったのであった。

となると、いろいろとやることがあるそうだ。それについては続く。

べーについて

ちなみにまぶたのベーは、まぶたの裏の血管の状況を見ると、貧血状態にあるかわかるそうだ。幸い、そういうことはないようなので、出血の程度はどれほどでもないと予想されたが、いろんな調べ方があるものだ、と思った。

十二指腸潰瘍治療&ピロリ菌退治記:その1の1〜鼻から内視鏡!?(1)

十二指腸潰瘍治療&ピロリ菌退治記

十二指腸潰瘍治療&ピロリ菌退治記:その1の3〜鼻から内視鏡!?(3)

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